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焼き物を美しく彩る

2018年1月23日 by author

陶器や磁器といった焼き物は、形の美しさだけでなく上絵や下絵、釉薬による装飾によっても煌びやかな印象に変化します。
陶芸教室に通い始めたばかりの方は、粘土を捏ねるのが楽しいと感じる人の方が多いようです。

しかし、段々と陶芸の奥深さに魅了されるにつれて、絵付けをはじめとした様々な表現技法の面白さに嵌っていく人も増えるのです。

そこで今回は焼き物を美しく彩る際に知っておきたい知識について詳しく見ていきましょう。
下絵や上絵を施す方法としては、和絵具や洋絵の具を用いて筆で模様を書き込む方法と、転写紙と呼ばれる紙を貼り付けて絵を転写するというものがあります。
後者の方は陶芸初心者の方でも気軽に挑戦出来る絵付けなので、試したことがあるという人も多いことでしょう。
しかし、転写紙はちょっとしたコツを知っているだけでよりきれいな絵を写すことも可能になるのです。
特にマグカップなどの曲面に転写紙を貼り付ける場合には、コツを知っているかどうかで仕上がりがガラリと変化します。
下絵を貼り付ける際のポイントは、絵柄の描いてある転写紙に切り込みを入れることです。
こうすることで、曲面にも紙を貼り付けやすくなりますから、転写した際に絵がぼやけてしまうリスクが軽減されます。
さらに、下絵を貼り付ける素地にスポンジなどで水を染み込ませえるのも有効なテクニックです。

ここで注意していただきたいのは、あまりにも水分が多いと逆効果になる点です。
粘土の材質によって適切な水の量は異なるので、少しずつ水を足す気持ちで量を調節しましょう。
上絵を転写する際には、転写紙をお湯で温めておくと絵柄の細部まで写しやすくなります。
貼り付けた後はへらなどでしっかりと水分を抜くのが転写を成功させる秘訣です。
コップを筆頭とした取っ手付きの焼き物を作ったとき、乾燥後に剥がれ落ちてしまうことがあります。

これを防ぐには、取っ手の粘土とカップ部分の粘土の乾燥具合を揃える努力が必要です。
乾燥の度合いに差が出ると片方の粘土にひびが入り、取っ手が上手く接着しない原因になってしまうからです。
取っ手とグラスの接着方法としては、取っ手のカップ部分と接着する面に傷をつけて、ドベと呼ばれる接着用の粘土を傷に塗り込み、接着剤として用いるのが一般的です。
ドベの塗り込みが甘かったり、傷をつけた部分をしっかりカバーされていなかったりすると、そこから乾燥が促され、取っ手部分が脆いカップになってしまうので注意しましょう。
陶芸教室で装飾に凝りたいと感じた方は、教室のスタッフと相談しながら様々な手法をお試しください。


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